ピンドン

だいたいすべて妄想で虚言 虚構の中に暮らしたい

佐野万次郎と未来

特別お題「わたしの推し

 

佐野万次郎っていうキャラクター、通称マイキー

ひよってるやついる?いねえよなあ!のそのひとです

今回の記事に限っては、単行本までのネタバレを想定して話すことにします

(なので今回は追記にしまうことをしません)

 

マイキーがどうしてそんなに苦しまなきゃいけないのかなってわめきながら年を越しました

 

マイキーってすごく優しい人なんだと思う

 

東卍の初期メンをあげるだけでも、

・ドラケンはエマが死んだときにマイキーを、一番言ってはいけない言葉たちで責めた

=感情をコントロールできない、年相応の人間の描写がある

・三ツ谷はそもそも頭にタトゥーが入ってるし、ピアス開いてるし、小学生の時点で家出をして、夜通しグラフィティ描いてるようなことをしてる

=自分の感情のままに動く側面の描写がある

・場地はもともと腹が減ったら車を燃やしたりする感じだし、頭も良くない

=誰かのために行動することはほとんど作中で描かれていないし、彼の意思がだいたいの行動の中に存在している

・パーちんは自分でメビウスで刃物を持ち出した

=言うまでもなく自分で刺したくて刺してる

・一虎はマイキーを喜ばせたくてバブを盗もうとした

=とった手段は最低だけどそこには確実に本人の意思が存在している描写がある

 

マイキーにはこういう象徴的な行動あるのかな?ってちょっと思いつく限りで考えてみると、

・お子様ランチに旗が刺さってないとイヤ→わがまま

・眠くなったら寝る→わがまま

・マイキーがタケミっちって言ったらタケミっち→リーダー?

・血のハロウィンで場地と戦わない→わがまま

 

わたしが推しに対して盲目的なところがあるのかもしれないけれど、わがままって散りばめられているわりに、やっていることが小さい

 

ドラケンみたいに誰かの死に対して、関係者を責めたりしたかな?

真一郎が亡くなっても、一虎を東卍の一員だと言ってくれたりだとか、理解しようとする姿勢は見せてくれている、感情が追いつかないとまで言っている

わたしなら感情どころか理解自体しないが???って感じだと思う、二度とツラ見せんな消えろ関わるな、って思うけどなあ

わがままキャラなマイキーは、それを許そうとする……わがままなのに?

 

三ツ谷みたいに自分の生まれた環境に文句を言った描写も無い

エマのことはすぐに受け入れたし、自分の名前をマイキーにして笑わせてやるような優しさまで見せている

わたしなら普通に、母親が違うなんて信じられない!とか言って大喧嘩すると思うが???

 

場地やパーちんみたいに、自分の強い感情のままに動いているときなんかほんとにないんだよな

血のハロウィンで一虎を殴ったときくらいかな、あれだってそもそも兄貴と場地、両方殺されかかってるようなものだから

逆にあんなふうにしていたのに、お守りで止まれるなんてそれはそれで優しいにもほどがあるというか

 

佐野万次郎、自分の感情で動いたことあるか?東卍だってそもそも一虎のために作ったチームでしょ……?

お気に入りのタオルがないと眠れなかったりするし、ケンカが強いってだけで勝手に総長にされたり、なんかほんとに大変だし、象徴的な扱いをされすぎなんだよなと思う

 

未来の話をされたときのヒナちゃんのことを思い出して、その守るべきヒナちゃんに、本当ならタケミチはエマのことを守れたかもしれない、って言われたことを思い出したりしなかったのかな

自分の妹のことは守ってくれなかったのに、彼女のことは守って欲しいって言われても、そんなの調子が良すぎるよって思わなかったのかなあ

 

へこたれそうなときに兄貴みたいに叱ってねって言ってる相手に、一人でも大丈夫!マイキーくんなら大丈夫!って繰り返し言われるの、どんな気持ちだったのかな

 

わたしは推しがしあわせになってくれるのを望むけれど、推しがしあわせだと思っているのなら、梵天マイキーだってしあわせだと思っています

ひとりぼっちで死んでいくフィリピンマイキーよりは、少なくともしあわせだったと思うんだ

 

九井一、それから三途春千夜、おまえら、ほんとにマイキーを、佐野万次郎を、頼みましたよ………

まあココならマイキーの抱える慢性的なさみしさに、寄り添ってくれる気がするんですけどね